紫陽花が色鮮やかな季節、長柄町のながら太陽ファームでは自社で無農薬栽培を行っている田んぼに合鴨(アイガモ)の幼鳥を放し、秋の豊作を願う恒例行事“アイガモ放鳥会”を開催しました。
「アイガモ農法」とは?
“アイガモ”(合鴨)とは、アヒルとマガモの交配により生まれた鳥ですが、飛ぶことはできません。
『アイガモ農法』とは、アイガモを田んぼに放して泳がせ雑草や害虫を食べてもらい、安全·安心なお米と鴨肉を生産する農法です。
さらに、アイガモが田んぼの中でするフン尿は、そのまま有機肥料となり稲の生育を助けます。また、アイガモが田んぼの中を泳ぐことによって、田んぼの水がにごり、雑草が育たないようにする効果もあり、除草剤や害虫防除の農薬を使わなくてすみます。
ですから、アイガモ農法によって作られた「アイガモ米は安全安心なお米といえます。
ドキドキ体験!仔ガモとふれあってみよう!
“可愛い~♡” “小っちゃいねぇ!” と興味津々の子供たち
地元の絆を大切にしていきたい。
今回で10回目となる放鳥会。毎年地元の子供達を招待して行なってきました。
自然豊かな地元の魅力を再認識し、生き物と触れ合う楽しい時間を共有して欲しい思いが詰まっています。
太陽ファームでは安心で美味しいお米を提供することはもちろん、地域の皆さんの絆が深まる場として、アイガモ農法の田んぼが役立つことを願っています。
ワクワクしながら放鳥会の始まりを待つ子供たち。
今年の放鳥会は薄曇りでしたが、たまに日差しも有りまずまずのお天気に恵まれました。
この会を主催する太陽ファーム坂本会長“みんなで仔ガモたちを放してあげてね!”
“3つの田んぼに分かれて放すからね~!分かったかな~⁉” の呼びかけに“はーい‼”と大きな声で元気よい返事の子供たち。みんな元気で可愛い笑顔。
今年お招きしたのは、地元の日吉小学校で活動するサッカークラブ“NAGARA FC”に 所属する元気な子供たち。
NAGARA FC代表の高橋啓修さんは、放鳥会のお招きに「長柄は自然豊かな町。そんな地元に育つ子ども達ですが、あらためて皆で田んぼに関わったり、動物に接したりする機会を頂ける事は子供たちにとって素晴らしい体験になるはず。とても有難いですね」と語ってくれました。
いよいよ放鳥!せーのっ!でみんな一斉に。
田んぼに放されたのは32羽の仔ガモたち。生後約20日の仔ガモ達ですが、田んぼで泳ぐ姿は力強く元気いっぱい。
小さな仔ガモたち。これから2か月ほど田んぼを泳いで稲を守ります。
“ぼくはラムネ!私はアイス!”お待ちかねのおやつタイムに子供たち大興奮!
元気に育て!長柄の子供たち。
主催者の坂本会長はこの放鳥会が子供たちにとって、コロナ禍の影響で鬱々となっていた気分や、ストレスを少しでも晴らしてくれる機会になったていたら嬉しい。
アイガモ農法でお米ができる過程や仔ガモの成長を、またこの田んぼに来て見守ってくれたら…と優しく語ってくれました。